Festa de João Gilberto

先日、Festa de João Gilbertoというイベントに呼んでいただきました。場所はジョアン・ジルベルト来日のたびに通った有楽町の国際フォーラムのなかにある小さなカフェ。雰囲気のよい、料理もおいしい、素敵なお店でした。

高橋秀雄(Zé Hideo TAKAHASHI)さんのチャンネルより

ひさしぶりのライブでしたが、温かいお客さんの反応もあり、とても楽しく演奏させていただきました。呼んでくださった高橋秀雄さんは初対面ですが、なんと私と同じように日本語でボサノヴァを歌っている(!)という方です(しかも私と違ってギターが猛烈にうまい)。また、高橋さんとともに会を企画されたバーブ・ナカジマさん(この世界?の重要人物。当ページのリンク参照)の弾き語りも初めてライブで聴くことができました。お二方が企画されただけあって、とにかくジョアンへのリスペクトに満ちた会になりました。お二方をはじめ、素晴らしい共演者の方たち、そしてお客さま、お店にお礼を申し上げます。

以下は演奏した曲目です。

Isto Aqui, O Que É? (Sandalia de Prata) 銀のサンダル

Samba da Minha Terra わが故郷のサンバ

Águas de Março 三月の水

Trolley Song トローリー・ソング

Eu Sambo Mesmo 僕のサンバ

O Barquinho 小舟

ライブ出演のお知らせ

ご無沙汰しております。しばらく頑張っていたサイトの更新が一段落したら、またサボってしまいました。私事ですがこの間に、ごく近所ですが引っ越しをしました。そんなこんなで一時期やや多忙となり、ギターを弾かない時期がありました。そして、驚くほど弾けなくなってしまいました(涙)。

マズい、ヤバい、というわけで慌ててリハビリをはじめたのですが、まるでギターを一からはじめているような感覚があり、これが意外に新鮮でよい経験となりました。私のギター演奏は自己流のいい加減なものなので、一からはじめると、いつも前とは別の方向にズレていくようなのです。

そんなわけで、個人的にはすごくよい状態(?)で11月14日(土)、ひさびさにライブに出演させていただくことになりました。ぜひ、遊びにいらしてください。素晴らしい出演者の方々とご一緒させていただきます。

すばらしい出来栄えのチラシはいつもお世話になっているバーブ・ナカジマさん。昨年のムリウイで撮っていただいた私の写真は、ひがしさんファンつながりで知り合ったMasahiko Kurokiさん。
プロフィールを読むと私だけ素人感まるだしなのがよくわかります(笑)。

■ 【 Festa de João Gilberto 】ジョアン・ジルベルトのアートワークをリスペクトするミュージシャンによるジョアン祭り。次世代へ語り継ぐ伝説。

■ 日時 11月14日(土)昼の部 14:00~16:00夜の部 19:00~21:30※入替制※立ち見席あり

■場所 東京国際フォーラムホールA エントランスツタンカーメン(東京都千代田区丸の内3-5-1)営業時間11:00 – 22:30

■ MC:投げ銭(ノーチャージ)、※当イベントは予約制のプレミアムイベントとなっています。ご予約は出演者まで。

■ ミニマム飲食料:おひとり様 2000円(メニューからフード、ドリンクをお選び下さい)※立ち見のお客様は、ミニマム2ドリンクのご注文をお願いします

■ ご来場の皆様感染症防止対策にご協力お願いいたします

● 昼の部

13:30 開場 14:00 開演

14:00 -14:20 Zé Hide

14:30 -14:50 河波 祐斗

15:00 -15:20 西澤 沙苗

15:30 -15:50 ヒガシノ リュウイチロウ

16:00 終演

● 夜の部18:30 開場 19:00 開演

19:00 -19:20 東 輝美

19:30 -19:50 Keiko Omata

20:00 -20:20 脇坂 敦史

20:30 -21:00 バーブ・ナカジマ

21:05 -21:20 フィナーレ

21:30 終演

※お客さま入れ替えのため、お席の準備にお時間を頂く場合があります

■ 主催”JOÃO for Next Generations” 実行委員会

■ コーディネーターバーブ・ナカジマ、Zé Hide

Se Todos Fossem Iguais A Você

世界じゅうが君のようなら

Antônio Carlos Jobim – Vinícius de Moraes

世界じゅうが君のようなら(ボサノヴァ日本語化計画)

君は今、明るい光に
包まれた道を歩いてる
手を広げ歌う
最後の夢を 夢見た名残
静けさよ

世界中すべてがもし
君のようなら
嬉しいだろう
歌を歌おう
美しい街
遊ぶ、笑う、祈る、愛しあうよ
風よ 花よ 光よ
嘘のない愛よ

誰にも見えない 真実はある
世界中が君のようなら

いきなりで申し訳ないのですが、このタイトルは初歩的な誤訳かもしれません。「世界じゅう」ではなく、「誰もが」と訳すのが普通です。ただ、もう十数年前にこのタイトルを最初に知ったとき、私は人間ではなく、自然を思い浮かべてしまったので、敢えてそのまま行くことにしました。ところで、映画『黒いオルフェ』の元ともなったヴィニシウス・ヂ・モライスの戯曲、『オルフェウ・ダ・コンセイサォン』にはこの歌を含む5つの歌が劇中歌として入っています。この戯曲を日本語に訳された福嶋伸洋さんは、もちろん「誰もがきみみたいなら」と訳しています。しかもこの訳、ちゃんと曲に合っていて歌えるようになっています!(ギターを弾きながら訳したそうです) もちろん、私のよりちゃんと訳されているので、ぜひ翻訳書をご覧になってみてください。この歌についてもっていて作曲家と作詞家の意見の相違(?)についても、「訳者あとがき」で触れておられます。

Vai tua vida
Teu caminho é de paz e amor
A tua vida
É uma linda canção de amor
Abre os teus braços e canta
A última esperança
A esperança divina
De amar em paz

Se todos fossem
Iguais a você
Que maravilha viver
Uma canção pelo ar
Uma mulher a cantar
Uma cidade a cantar, a sorrir, a cantar, a pedir
A beleza de amar
Como o sol, como a flor, como a luz
Amar sem mentir, nem sofrer

Existiria a verdade
Verdade que ninguém vê
Se todos fossem no mundo iguais a você

A Valsa de Quem Não Tem Amor

愛なき者のワルツ

Evaldo Ruy – Mesquita

愛なき者のワルツ(ボサノヴァ日本語化計画)

恐ろしい夜 変わらぬ昼
私は一人
壊れた心 失われた
誰かをまた 愛すること

孤独な心 隠せなくて
だから歌うよ
悲しい歌 痛ましく
愛なき者のワルツ

正直、どういう曲なのか、今まであまりイメージがありませんでした。Nelson Gonçalvesが歌っているのを聞いて(下記動画リンク)、「あ、これヴァルサ(ワルツ)なんだ(笑)」とようやく腑に落ちた、という情けない話です。というわけで、もちろんジョアン・ジルベルトのヴァージョンでこの曲を知ったわけですが、原曲っぽく歌うことにしました。

Minhas noites são fatais
Meus dias tão iguais
Tão só sem ter ninguém
Minha imaginação destrói
Meu coração
De viver na ilusão
De um dia amar alguém

Nessa imensa solidão
A minha confissão
Recorra tristemente
Cantarei sozinho imerso em
Minha dor
A valsa de quem não tem amor

リニューアル一段落しました

『ボサノヴァ日本語計画』をいつはじめたのか、記憶と記録は曖昧なのですが、たぶん2003年か2004年くらいだったと思います。最初につくったホームページのトップには「ボサノヴァは歌である」なんて文章を書いて、そこに録音へのリンクをはっていった記憶があります。

それからしばらくして、すごくアクセス数が増えたこともあり(ちょっとボサノヴァがブームだったのかもしれません)、ふと思い立ってホームページをすごく地味な目立たない形に「隠し」ました。しばらくはそれで満足していたのですが、最近は新しい曲を訳してもほとんど誰からも注目されず、ちょっと寂しい気分になることもありました。よくわかりませんが、いろいろ変わったのだと思います。

これも最近、ボサノヴァ歌詞の意味などを調べていて、検索しても自分のサイトが見当たらないことが何度かありました。「ボサノヴァ」で1番上に来るなどというのは明かに不当ですが、日本語で曲名や歌詞を調べたらそこそこ上位に来てほしいな、と思ったのが今回リニューアルを企てた最大の動機でした。そのためには1曲1ページをつくり、わかりやすい目次をつくってリンクをはるというのを最低限の目標としました。

百数十ページすべてに一言ずつコメントを入れていったら、結構大変な作業になってしまいました。でも新型コロナウイルスの影響がだいぶ遅れたか、ちょうど私の仕事も減っていたところだったので、よいタイミングだったかもしれません。コメントを入れる際、最近はネットで得られる情報が圧倒的に増えているので、いろんなことを少しずつ調べてアップデートしたところもあります。一方、you tubeをはじめ興味深い動画がたくさんあったりもしますが、インターネットは10年も放っておくと雑草だらけの荒れ果てた状態になるということも身にしみたので、リンクなどは控えめに、なるべく本質的などうでもよいこと(?)だけを書きました。

綴り、データ、翻訳、解釈、言葉の使い方、人間性……間違いだらけのサイトではあると思いますが、何か気になることがあれば何でもご指摘、ご教示ください。また、これかれもよろしくお願いいたします。

You Do Something to Me

どんな魔法使った?

Cole Porter

どんな魔法使った?(ボサノヴァ日本語化計画)

今私は君に溺れているの?
教えてくれ
どんな魔法使った?
君に夢中
黒魔術か ブードゥーか
いいよ 君になら
呪われてもいい

10年前くらいに一度訳していたのですが、すっかり忘れていて、最近もう一度挑戦しました。やっとできたところで、古い録音を見つけてびっくりしたという次第です(大丈夫か)。せっかくなので、今回のヴァージョンと比較してみてください。

なぜ こんなに君のことばかり 考えてる?
どんな魔法をかけたんだ?
催眠術 呪術 ブードゥー 黒魔術 巫術
あるいは 陰陽道?

基本的な嗜好は変わっていませんが、より不真面目になっていると感じます。気が向いたら、こちらも録音してみたいです。

You do something to me
Something that simply mystifies me
Tell me, why should it be?
You have the pow’r to hypnotize me
Let me live ‘neath your spell
Do do that voodoo that you do so well
For you do something to me
That nobody else can do!

Wave

Antônio Carlos Jobim

波(ボサノヴァ日本語化計画)

この世には 見えないものがある
心の目にしかうつらない
君は一人じゃないよ ここには愛があるのさ

残りのすべては海さ 言葉にならない波なのさ
この美しい音楽は 君のためにそこにある

そよ風が街に吹く やがて港を渡る

波はよ 夜の星空は とつぜん現れる 驚かす
君は一人じゃないよ ここには愛があるのさ

「ボサノヴァ日本語化計画」をはじまったのは『イパネマの娘』とこの曲があったからこそかもしれません。「ほいじゃま、ほいじゃま♪」「波はよ~♪」そういう鼻歌が起源なのです。ご存知の方も多いと思いますがもともとインストの曲であり、「Vou Te Contar(説明しよう)」というポルトガル語の歌は後でできたことになります。なのでアントニオ・カルロス・ジョビンの作詞も、そんな感じで(鼻歌的に)行われた可能性があると勝手に想像しています。ついでに、「落ち込んだ~♪」という空耳アワーにもシンパシーを感じます。

Vou te contar
Os olhos já não podem ver
Coisas que só o coração pode entender
Fundamental é mesmo o amor
É impossível ser feliz sozinho

O resto é mar
É tudo que não sei contar
São coisas lindas que eu tenho pra te dar
Vem de mansinho à brisa e me diz
É impossível ser feliz sozinho

Da primeira vez era a cidade
Da segunda, o cais e a eternidade

Agora eu já sei
Da onda que se ergueu no mar
E das estrelas que esquecemos de contar
O amor se deixa surpreender
Enquanto a noite vem nos envolver

Da primeira vez era a cidade
Da segunda, o cais e a eternidade

Agora eu já sei
Da onda que se ergueu no mar
E das estrelas que esquecemos de contar
O amor se deixa surpreender
Enquanto a noite vem nos envolver

Vou te contar

Você Vai Ver

見ていろ

Antônio Carlos Jobim

見ていろ(ボサノヴァ日本語化計画)

見ていろ
いつか君も 気づくだろう
戻ってと頼むだろう

戻れないのさ
君を好きな僕は
もう戻らない、あの頃には

だました
いつも僕をもてあそんだ
本気で 愛していた

夢を見ていた
不自由な心を
壊してくれた 自由をくれた
いつかは泣くことになる
見ていろ

失恋の歌は多くあれど、この歌い出しは、なかなかストレートで好感がもてます。「あなたが求めたのは喜びだけだった」というあたりなど、訳しきれていない部分があると感じます。

Você vai ver
Você vai implorar me pedir pra voltar
E eu vou dizer
Dessa vez não vai dar

Eu fui gostar de você
Dei carinho, amor pra valer
Dei tanto amor
Mas você queria só prazer

Você zombou
E brincou com as coisas mais sérias que eu fiz
Quando eu tentei
Com você ser feliz

Era tão forte a ilusão
Que prendia o meu coração
Você matou a ilusão
Libertou meu coração
Hoje é você que vai ter de chorar
Você vai ver

Você Não Sabe Amar

愛を知らず

Dorival Caymmi – Carlos Guinle – Hugo Lima

愛を知らず(ボサノヴァ日本語化計画)

あなたは今でも愛を知らず
苦しむことなく生きてゆける

二人のことならいつのまにか
思い出に変わるだろう 気にしないで

二人のあいだには 何かが足りなくて
別れてよかったと思うはずさ

二人のことならいつのまにか
思い出に変わるだろう 気にしないで

ドリヴァル・カイミの美しい曲ですが、考えてみるとこれをご本人が歌っている録音は聴いたことがないかもしれません(7枚組のボックスセットにはディック・ファルネイの歌った録音が入ってました)。あまり、らしくない曲とも言えるのかもしれません。

Você não sabe amar, meu bem,
Não sabe o que é o amor
Nunca viveu, nunca sofreu,
E quer saber mais que eu
O nosso amor parou aqui
E foi melhor assim
Você esperava e eu também
Que fosse esse seu fim
O nosso amor não teve querida
as coisas boas da vida
E foi melhor para você
E foi também melhor pra mim

Você Já Foi à Bahia?

君はもうバイーアに行ったか?

Dorival Caymmi

君はもうバイーアに行ったか?(ボサノヴァ日本語化計画)

君はもうバイーア、行ったの? 行こう
誰もが一度は憧れるよ
まだなのかい? まだなんだ まだなら行こう
君はもうバイーア、行ったの? 行こう

食べ物は(美味い)人々も(素敵)
青い海(きれい) そしてサンバ、行こう
街を歩けば、古いサン・サルヴァドル
懐かしい香り、記憶のかけら
ただただ美しい、誰もが夢中さ
ああバイーアを見ずに死ぬのは惜しい

アリ・バホーゾの『サパテイロ通りの坂の下でNa Baixa do Sapateiro』と並び、ディズニーのアニメ『三人の騎士』にも使われている、こちらはドリヴァル・カイミの名曲です。

Você já foi à Bahia, nêga?
Não?
Então vá!
Quem vai ao “Bonfim”, minha nêga,
Nunca mais quer voltar.
Muita sorte teve,
Muita sorte tem,
Muita sorte terá
Você já foi à Bahia, nêga?
Não?
Então vá!
Lá tem vatapá
Então vá!
Lá tem caruru,
Então vá!
Lá tem munguzá,
Então vá!
Se “quiser sambar”
Então vá!

Nas sacadas dos sobrados
Da velha São Salvador
Há lembranças de donzelas,
Do tempo do Imperador.
Tudo, tudo na Bahia
Faz a gente querer bem
A Bahia tem um jeito,
Que nenhuma terra tem!

Você É Linda

ヴォセ・エ・リンダ

Caetano Veloso

♪音源準備中

蜂蜜に濡れた目から 落ちた滴
アカシア 黄金(きん)の房から
こぼれたのは 太陽のような

あなたのすべてが僕を深く惑わせる
歩いた後にはいつも 道はいつも
ため息ばかり

リンダ 綺麗な 幸せな人
この歌を あなたのために

あまりにも綺麗で 心のなか
波のような愛が押し寄せる
(波のように愛が高鳴るよ)

世界中の歌をすべて 本も 映画も
何もかも合わせたくらい 美しくて強い力
砂漠に隠れた井戸も 星空さえも
あなたの瞳のなかの輝きには 遠く及ばぬ

たくさんの美しいものを並べ、そのすべてよりもあなたが、と歌うすごい曲です。しかも、「芸者」やら「歌舞伎」やら、ちょっと変わった異国情緒も混じっています。個人的には思い入れのある曲ですが、ギターを弾きながらなかなかうまく歌えないこともあり、まだ日本語歌詞が一定していません。

Fonte de mel
Nos olhos de gueixa
Kabuki, máscara
Choque entre o azul
E o cacho de acácias

Luz das acácias
Você é mãe do sol
A sua coisa é toda tão certa
Beleza esperta
Você me deixa a rua deserta
Quando atravessa
E não olha pra trás

Linda
E sabe viver
Você me faz feliz
Esta canção é só pra dizer
E diz
Você é linda
Mais que demais
Você é linda sim
Onda do mar do amor
Que bateu em mim

Você é forte
Dentes e músculos
Peitos e lábios
Você é forte
Letras e músicas
Todas as músicas
Que ainda hei de ouvir

No Abaeté
Areias e estrelas
Não são mais belas
Do que você
Mulher das estrelas
Mina de estrelas
Diga o que você quer!

Você é linda
E sabe viver
Você me faz feliz
Esta canção é só pra dizer
E diz
Você é linda
Mais que demais
Você é linda sim
Onda do mar do amor
Que bateu em mim

Gosto de ver
Você no seu ritmo
Dona do carnaval
Gosto de ter
Sentir seu estilo
Ir no seu íntimo
Nunca me faça mal!

Linda
Mais que demais
Você é linda sim
Onda do mar do amor
Que bateu em mim
Você é linda
E sabe viver
Você me faz feliz
Esta canção é só pra dizer
E diz

Você e Eu

あなたと私

Carlos Lyra – Vinícius de Moraes

あなたと私(ボサノヴァ日本語化計画)

呼ばれても行かないよ僕は
頼まれても 脅されても行かない
賑やかなパーティーにはもう
行かない 行きたくない
行かれない 行けない

だから僕のこと 悪く言うがいい
もう年寄りだと笑えばいいのさ
みんなからどう思われようと
いっこうに気にならないよ
あなたがいれば (あなたと私)

たぶん、原詩はモテる男が軽く女性を喜ばせるために言っているのではないかと思いますが、私が歌うと本当にパーティーには行きたくない感じです(笑)。なので気に入っていて、よく歌っています。

Podem me chamar
E me pedir, e me rogar
E podem mesmo falar mal
Ficar de mal, que não faz mal

Podem preparar milhões de festas ao luar
Que não vou ir, melhor nem pedir
Eu não vou ir, não quero ir

E também podem me intrigar
E até sorrir, e até chorar
E podem mesmo imaginar
O que melhor lhes parecer

Podem espalhar
Que estou cansado de viver
E que é uma pena
Para quem me conheceu
Eu sou mais você e eu

Eu sou mais você e eu

Vivo Sonhando

夢見がちな私

Antônio Carlos Jobim

夢見がちな私

夢見がちな私は 夢を見る
時を忘れ今 夢を見る
確かめたいのさ どちらが好きなの?
星空の下で話したい でも

君は来ない 君はいつまでも
笑いさざめき 通りすぎゆく
今もここにいるよ 星空の下
一人で 夢を見る

「海、空、月明かり、愛、いろんなことをあなたと話したい」という、たしかに夢見がちな歌、そして名曲だと思います。私はあまりこれまで歌ってきませんでしたが、今後は夢見がちに歌っていきたいと思っています。

Vivo sonhando
Sonhando mil horas sem fim
Tempo em que vou perguntando
Se gostas de mim

Tempo de falar em estrelas
Falar de um mar
De um céu assim

Falar do bem que se tem
Mas você não vem, não vem
Você não vindo
Não vindo a vida tem fim

Gente que passa sorrindo
Zombando de mim
E eu a falar em estrelas
Mar, amor, luar

Una Mujer

或る女

Paul Misraki – Sixto Pondal Rios – Carlos Olivarial Riso – C. Olivare

或る女(ボサノヴァ日本語化計画)

愛に生きぬのならば
女とは呼べない
香ることなき花は
濡れた薪と同じ
ドアを開く鍵なら
口づけて奪うもの
燃えるような愛に身を焦がす
そして君は一人
女は どうして
夢見がちに恋するの?
愛に心捧げるもの
それが ウナ・ムヘール

映画音楽などでも知られるフランスの作曲家、ポール・ミスラキによるボレロです。1940年代半ばに彼は大戦の影響かアルゼンチンやブラジルで活躍しており、この曲はブエノスアイレスの劇場で上演されたミュージカルの劇中歌だったみたいです。私の大好きなアルゼンチンの作家、マヌエル・プイグもこの曲が大好きだったとか(イメージに合います)。それにしても、すごい歌詞ですね。あまりといえばあまりなので、私は「一人」というところを少し強調したりしましたが、そのような部分は原詩にはありません。

La mujer que
Al amor no se asoma
No merece llamarse mujer
Es cual flor que
No esparce su aroma
Como un leño que
No sabe arder
La passion has
Un magico idioma
Que con besos
Se debe aprender
Puesto que una mujer
Que no sabe querer
No merece llamarse mujer
La mujer debe ser
Soñadora coqueta y ardiente
Debe darse al amor
Con frenético ardor
Para ser una mujer.

Un Indio

インディオ

Caetano Veloso

インディオ(ボサノヴァ日本語化計画)

七色に輝いているあの星から
目の眩むような速さで君は降りてくる
南の大陸の真ん中で静かにその目を閉じて息を吸う
最後のインディオの国が滅びた後で
鳥たちの心 透明な水の滴
あらゆる文明よりもはるか前をはるか先にはるか遠く

今 その勇気を モハメド・アリに 垣間見る
誇り高きグアラニの 物語
沈黙と正義はブルース・リーの記憶に
音はリズム、フィリョス・ヂ・ガンディーと 今

確かな肉体のなかに彼はいる
すべての気体と固体と液体のなかに
あらゆる言葉、心、匂い、光と陰、色と音の磁場に
ふたつの大きな海から等距離の場所へ
輝く星から降りた一人のインディオ
この世の物事を明快な言葉で語ってくれるだろう

その瞬間に人々は初めて知るだろう
誰もが目を開き気づき驚くだろう
かけがえのない他者という名の自由が今もそこにあることを

「ひとりのインヂオ(アメリカ先住民=インディオ)が……」ではじまる壮大な叙事詩(?)です。我ながら怖い物知らずというかアホというか、自分で聴いても呆れます。でもアメリカ大陸の歴史は、私にとって人生の重要な隠れテーマのひとつなのです(大袈裟)。

Um índio descerá de uma estrela colorida, brilhante
De uma estrela que virá numa velocidade estonteante
E pousará no coração do hemisfério sul
Na América, num claro instante
Depois de exterminada a última nação indígena
E o espírito dos pássaros das fontes de água límpida
Mais avançado que a mais avançada das mais avançadas das tecnologias

Virá
Impávido que nem Muhammad Ali
Virá que eu vi
Apaixonadamente como Peri
Virá que eu vi
Tranqüilo e infálivel como Bruce Lee
Virá que eu vi
O axé do afoxé Filhos de Gandhi
Virá

Um índio preservado em pleno corpo físico
Em todo sólido, todo gás e todo líquido
Em átomos, palavras, alma, cor
Em gesto, em cheiro, em sombra, em luz, em som magnífico
Num ponto equidistante entre o Atlântico e o Pacífico
Do objeto-sim resplandecente descerá o índio
E as coisas que eu sei que ele dirá, fará
Não sei dizer assim de um modo explícito

Virá
Impávido que nem Muhammad Ali
Virá que eu vi
Apaixonadamente como Peri
Virá que eu vi
Tranqüilo e infálivel como Bruce Lee
Virá que eu vi
O axé do afoxé Filhos de Gandhi
Virá

E aquilo que nesse momento se revelará aos povos
Surpreenderá a todos não por ser exótico
Mas pelo fato de poder ter sempre estado oculto
Quando terá sido o óbvio