祖師谷のムリウイというお店、本当にすてきなところです。
ときどき、ライブスケジュールを眺めていると、いってみたいなあと思うライブがいくつもあります。
西アジアの音楽だったり、邦楽だったり、よさげなポピュラー音楽ももちろん。
ほんのときどき、私もお客として顔を出します。実は昨日も行ったんですが、琵琶の音がいい感じで響いていたなあ。
そんなムリウイのスケジュールのなかでも、今回もう7回目(!)を迎えるという「日本語ボサノヴァ三国志」は、もっとも訳のわからない怪しい臭いのする類いかもしれません(笑)。敬遠する人が多くても、仕方がないかもしれない……。でも、だまされたと思ってぜひ。
ボサノヴァをベースに、身近な生活を綴った「うた」をつくりつづけるheliさん。
ブラジル音楽の弾き語りという分野で、唯一無二の個性と魅力を放っている東さん。
私を含めた三者の立ち位置やらスタイルは、似ているようで全然違うのですが、このお店と「三国志」というパッケージ(?)のなかでは、違和感がない。不思議なものです。
私は毎回、東さんの言葉や表現を通してブラジル音楽や「三国志」を再発見しています。そしてheliさんの歌は、ご本人のたたずまいによって、いつもそのときその場で完成しているようなフレッシュな印象を受けます。物語は物語られ、歌は歌われて、そのときだけ息をするというものなのですね。作品というものを、わりと固定的にとらえがちな頭の固い私にとって、いつも驚きです。
日本語ボサノヴァ三国志Ⅶ
4/15(金) 7:00pm@祖師谷大蔵カフェムリウイ
●heli (Vo, G) OTT (Vo, G) 東輝美 (Vo, G)
投げ銭制 (+席料500円)
『日本語ボサノヴァ担当のOTTさん、三国志担当の東輝美さん、事務局担当のheliがお届けする「日本語ボサノヴァ三国志」の第七回目です。前回が去年の8月ですからちょっと間が空きましたが、今回もいつものように自然体というか何の考えもなくやりたいと思います。決して考えるのをさぼってるわけではありません。個性が服を着て歩いているようなOTTさんや東さんの音楽のことを思い浮かべると、下手な考え休むに似たりという気がしてくるのです。多くの方のお越しをお待ちしています。』