アラビアン・ナイト

アラビアン・ナイトの世界

『アラビアン・ナイト』はいまだに最後まで読んでない。2つの版で読み始めたのだが、二度とも途中でやめてしまった。面白いのだが、どこかでもういいや、という気がしてしまうのだ。
これはその概説書だが、筋を追った部分はやはり面白く、また本編が読みたくなった。
それにしても枠物語というのは、なんと魅力的な仕組みだろう。
この本によれば、どうもインドあたりの説話集がその原点らしく、語り手がオウムだという『おうむ七十話』なんてのも読んでみたくなった。

と ころで、私は不遜にもしりあがり寿氏に「『アラビアン・ナイト』を書いてください」と頼んだことがある。その返事は、「弥次喜多はアラビアン・ナイトのつ もりで描いた」というものであった。それで、その代わりにということで書いていただいたのが、今はなき『抄』で2回連載された「セカイノフシギナハナシ」 である。


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