今の日本だと、ちょっとこれは放送できないかもしれないが、私はとても好きだ。
ノエル・ホーザ Gago Apaixonado
タイトルを訳すと「恋するどもり」という感じだが、「情熱的なる吃音」あるいは「恋がふるえて」とかでもいいのかもしれない。ジョアン・ボスコのカバーがわりと有名かな?
http://ott.sakura.ne.jp/ottnet/songs/gago.mp3
な、な、なぜかな き、君といると
緊張で こ、声ふるえる
かな、なしいこと 言葉に 傷つき
き、君の心 ど、どこにあるの?
と、とて、てもいいひ、人だと
だ、だ、騙されていたんだ
かかか 可愛い笑顔で君
どどどどどどど どうして う、嘘ばかり?
学校を卒業して会社に入ったころ、私はカラオケの洗礼を受けた。ひとまわりもふたまわりも上のおじさんたちに連れられて、よくカラオケボックスで歌いまくったのである。
ひじょうに個性的な人たちが多く、私にとっては「セロ弾きのゴーシュ」的な修行時代と言えるのかもしれない。
そのなかに、吃音で福山雅治や尾崎豊などを歌いまくるおっさんがいて、衝撃的だった。本当に素晴らしい、これこそ歌、というカラオケだった。
ちなみに、尊敬するその先輩とは、今も年に一回くらいは飲み会でご一緒させていただいているが、このあいだ年齢を聞いたらもう70歳を過ぎているらしい。いろいろ見習いたいところである。
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