マーク・トゥエイン『ハックルベリ・フィンの冒険』(ちくま文庫、加島祥造訳)
はずかしながら、四十になる前にようやく読めた……。
面白いとは聞いていたが、本当にいい。
罪悪感を抱きながら逃亡奴隷を助けてしまい、一緒に筏に乗ってミシシッピ川をどんどん下っていってしまう感じは、妄想王ドン・キホーテとサンチョの旅路に匹敵する、美しい情景だと思う。
それで、これを訳した加島祥造先生のことは、これまでも何度も書いてきたが(たとえばこれとか)、最近はこんな本も出ていることを知った。
加島祥造『わたしが人生について語るなら』
夏休み、こんな風に語ってくれるお爺ちゃんがいたら、孫は本当に幸せだろう。
こんな風に語ってくれなくとも、お爺ちゃんと過ごす孫は幸せである(なんのこっちゃ)。
3冊目は何が夏らしいかまったく不明だが、私にとってはなんとなくそのカテゴリーに入る。
ニック・レーン『ミトコンドリアが進化を決めた』
理科系で難しいからかな? 理由もはっきりせず、なんとなく読み始めたからかな?
あまり関係ないが昔、アメリカの高校で生物学の授業をとっていたことを思い出した。
ミトコンドリアはマイトコンドリアと発音してたな。