われは青龍
われは白虎
われは玄武
おやっ朱雀はどこだ
われは空を舞い探そう
われは森にひそみ探そう
われは海にもぐり探そう
「それでどうなったの？」
「それでね……」
「おうめ目覚めたかわが末っ子よ」
朱雀の3匹目の子供が今生まれました
3匹はそれぞれアカ ミドリ アオと言います
「いい？ これから他の3神様にごあいさつと
私の産休願いを出してちょうだい」
アカは東の空に飛ぶ青龍様に
ミドリは西の森にひそむ白虎様に
アオは北の海を潜る玄武様に
「それでどうしたんだ」
「はい、それで……」
一番目の子供 アカは考えました
「偉大な青龍様は空の最も高い所を飛ぶと言う」
「それに比べて私は木々を飛び移る雀ほどの飛翔力しかない。
これは飛び方を誰かに学ばねば」
アカ：この世で最も高い所を飛ぶ鳥はだれですか
フウロウ：それは高い山にすむタカさんじゃな
そこでアカは急な斜面を歩き
高い山の登頂をめざしました
アカ：頼もー
タカ達はびっくりした様子でした
アカ：弟子にして下さい！
タカ：うちはそういうのはとらん主義でな
アカ：卵ふきからやらせて頂きます！
タカ：……
こうしてアカはタカに高い所の飛び方を教わりました
「2番目はどうするんだ」
「それではですね……」
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