恋愛帝国主義
いつも誰かに注目されていたい。勝ち負けにこだわる勝負師

モットー:帝国は西へとその進路をとる(バークリ)
適職:モデル、営業系
ラッキー・アイテム:システム手帳
攻略本:田口ランディ『コンセント』恋愛主義的ブックガイド
口癖:「すごくいいと思う」「おもしろーい」
見分け方:ドタキャンが多い
芸能人・有名人にたとえると…松嶋奈々子

天敵とベスト・パートナー
恋愛帝国主義者はいつも忙しくしています。目標は恋を手段に自分の勢力圏を広げることにあります。とにかく相手を打ち負かすことが大事なので、恋自体が目的なのではありません。帝国主義者が通った後には傷ついた男や女の山が築かれますが、そのことはあまり気にしていません。恋愛は戦いであり、戦いは過去ではなく常に現在にあることをよく知っているからです。

男の帝国主義者はときに目に見える帝国の版図を築くことがあります。女をはべらせ、あるいはそのスケジュールはあらゆる種類の女性の名前で埋められます。彼はベッドをともにした女の名前を記憶し、数え、思い出し、ときに自分の帝国の広がりを自慢しさえするでしょう。

一方、女の帝国主義者が築いた帝国はほの暗いベールに包まれています。そのため、本人すら自分が作った帝国の広さを知らずにいるときがあります。女の帝国主義者は必ずしもたくさんの男と寝たがっているとは限りません。なぜなら、寝てしまえば男の勝ちなのではないかと恐れているからです。男の注意を惹き、注目を浴びてさえいれば彼女の帝国は大きくなったと考えられます。

男の帝国主義者同士は、お互いその利害が話し合いで調整がつくため、比較的仲良しです。しかし、女の帝国主義者同士は相手の存在を徹底的に嫌います。直接に利害が対立することが多く、それに自分が帝国主義者だと思いたくないからです。

帝国主義者の弱点はもちろん自分になびかない異性の存在です。そうした帝国の空白は想像以上に大きな悩みであり、すべての帝国の版図を捨ててまでも執着し、その相手を手に入れようと努力することがあります。そしてついに戦いが負けに終わったとき「これこそが本当の恋愛だった」などと思い込むでしょう。


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