恋愛神秘主義
熱しやすく冷めやすい。白馬の王子や塔の王女を夢見る空想家

モットー:美と呼ばれる解脱の心境に達したとき、人はその美の何たるかを知る(ブッダ)
適職:占い師、編集者
ラッキー・アイテム:水晶玉
攻略本:岡野玲子『陰陽師』恋愛主義的ブックガイド
口癖:「私の場合…」「なかなかのもの」
見分け方:いつの間にか自分の話をしている
芸能人・有名人にたとえると…郷ひろみ

天敵とベスト・パートナー
恋愛神秘主義者はいつも何かを待っています。どんな些細な出来事にも細心の注意を払い、それが恋愛の予兆ではないかと胸を躍らせているのです。神秘主義者はいつどんな時でも恋愛をする準備ができていますが、自分から行動を起こすことは多くありません。普段は恋愛の可能性だけで楽しんでいられるのです。

神秘主義者は相手の容姿や性格よりも、出会いのシチュエーションを重視する傾向があります。周囲の見飽きた異性にはほとんど何の注意も払っていないので、そこから恋が生まれるためには何か特別な事件を必要とするでしょう。

いずれにせよ、神秘主義者が恋に落ちると、世界のすべてがそのために準備されていたかのような錯覚に陥り、冷静さを失います。周囲の忠告はおろか、恋人の言葉さえろくに耳に入らなくなるため(神秘主義者はそもそもふだんから人の言うことをあまり聞いていません)、歯車が合わないことが多いでしょう。神秘主義者が気づいた時には大抵もう遅すぎるのですがが、自分を反省することはまずありません。

神秘主義者は簡単にだまされやすいのですが、自分ではそれに気づいていないし、むしろだまされればだまされるほど、自分の魅力を確信する傾向があります。恋愛の駆け引きが不得手なわりに、恋愛のあらゆる段階でさまざまな策を弄するのですが、それが成功することはあまりありません。

男の神秘主義者は昔つきあった女の幻影から逃れるのが不得手です。女の神秘主義者は占いやまじないといったものに傾倒しやすいでしょう。

神秘主義者の恋には何らかのモデルが存在することが多く、それを忠実に模倣したいと望んでいます。その念頭にあるものは自分の初恋、両親、マンガ、恋愛小説、ラヴ・ソングなどさまざまですが、道は険しいでしょう。

現実とのギャップを埋めるのはイマジネーションだけであることを知っている神秘主義者は、時に相手と深く関係を持つことを恐れます。神秘主義者にとっては、どこか孤独で満たされない恋愛のほうが都合がいいのです。


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