恋愛至上主義
頭の中は恋のことでいっぱい。自分の気持ちにとことん忠実な情熱家

モットー:選定中
適職:農業 タクシーの運転手
ラッキー・アイテム:天使のネックレス
攻略本:吉田戦車『火星田マチ子』恋愛主義的ブックガイド
口癖:「好きなの? 嫌いなの?」「好きなら…」
見分け方:唐突に恋愛の話を始める
芸能人・有名人にたとえると…工藤静香

天敵とベスト・パートナー

恋愛至上主義者の人生は山あり谷ありで、まるでジェットコースターに乗っているかのようです。恋にとことん忠実であり、どんなに混乱していても決して投げやりなな態度を見せることはありません。

恋愛は至上主義者にとってすべてに優先する最重要事項ですが、自分の恋愛さえよければいをと考えているのではありません。あらゆる人のあらゆる恋愛を、それが恋愛であるという理由によって尊重しています。「好きなのか? 嫌いなのか?」というのが口癖で、その中間などという答えは決して許すことができません。

至上主義者の恋愛は命がけです。いつもこれが最後の恋愛かもしれないと考えていて、そのくらいの覚悟をまわりの人にも求めるので、煙たがれることもあります。純粋な頑固者と思われることもありますが、必ずしもそうではありません。恋愛の形は一つではないことをよく知っていて、恋愛の名の下にすべてを許す寛容さも備えているのです。至上主義者が重視するのは何よりも情熱の激しさで、その他不純なもののすべてを、その情熱を燃やすための焚き木であると考えているのです。

結婚を真剣に考えていますが、結婚生活には向いていません。恋が成就しても長く続くほうではありませんが、至上主義者の不誠実さが原因ではありません。むしろ、相手が疲れ果てて別れを持ち出すことが多いのです。至上主義者は「好きなの?」と問い、相手は力なく「好き」と答えます。至上主義者はそれを許し、また別の恋を探すのです。

恋愛の価値を過大評価するあまり、恋愛をしている人間と恋愛自体を分けて考える傾向があります。至上主義者の行動や言動がいつもどこか首尾一貫していないように見えるのはそのためです。

至上主義者にはどんな相手をも呑み込んでしまうほどの、ポジティブな迫力があります。どの恋愛イデオロギー(主義)が相手でもその考え方を認め、なおみずからの恋愛観を押しつけてくるでしょう。そういう意味で、恋愛至上主義はイデオロギーなどではないとも言えますが、そう主張することがますます至上主義者たちを増長させ、そのイデオロギー性を強める結果となるでしょう。


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