恋愛原理主義
真実の愛を探し独り歩く。ちょっと過激な頑固者

モットー:つねに普遍的な法則となるであろう原理に従ってのみ行動せよ(カント)
適職: ダンサー 接客系
ラッキー・アイテム:日記帳
攻略本:しりあがり寿『ひげのOL 藪内笹子』→恋愛主義的ブックガイド
口癖:「納得いかない」「そうなのかなあ」
見分け方:いつも同じ色の服ばかり着ている

芸能人・有名人にたとえると…宮沢りえ、明石家さんま

天敵とベスト・パートナー

恋愛原理主義者に悩みはつきものです。恋愛に、恋愛以外のいろいろな(不純な)ものを持ち込む人間が多すぎるからです。結局恋に純粋なのは自分だけ、だからいつも損をしているのではないのかと疑っています。

原理主義者の恋にはそれぞれに厳格な型(パターン)や掟(ルール)があります。恋をするとき、いつもそれを無意識になぞっているので、失恋は同じパターンになりがちです。だから余計に異性の純粋さ、恋愛に対する誠実さに疑問を持っているのです。

いつも恋に誠実であろうとする原理主義者にとって、唯一絶対の尺度は自分の気持ちです。これは恋なのか? それとも恋でないのか? 恋以外(と思っている)すべての気持ちを無視して検討しようとするのです。恋であると判断すれば、相手にも同様の純粋な気持ちを求めずにはいられません。

原理主義者は細かいことにうるさいのではありません。一見あらゆることに寛容であるように見えるのに、こと恋愛に関してだけ、とびぬけて厳密なのです。ただ、恋愛以外のことにはとても心が広いことが、逆に誤解を招きます。その厳格さが見えにくいために、相手からはいつも寛容さを求められ、それが原理主義者を悩ますのです。

男の原理主義者は恋多き男に見えがちで、逆に女の原理主義者は恋少なき女に見えますが、本当はそうではありません。原理主義者の価値観のなかでは、恋は量ではなく深さが問題なのです。原理主義者の恋や悩みの実態は外からは見えにくく、ときにそれが一気に爆発することがあり、とても危険です。

恋愛原理主義者には弱点が多くあります。自分は純粋なのでいつか相手に理解されるだろうと信じていますが、周囲からは誤解ばかりされています。愛する相手に自分を分かってもらうのもほとんど不可能に近いでしょう。その不可能さこそ原理主義の原理たる所以であり、原理主義者の悩みは、同じ原理主義者同士でさえ、分かち合うことができないのです。


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