copyright by wakisaka fumihiko
実は人魚姫が今回の襲撃に参加したのには
訳があったのです。
姫の好みではなかったので…
「ま、待って!」
ディカプリオがうでをつかんできます
「僕はここで死ぬわけにはいかないんだ」
人魚姫「だからむり強いされたんだっていってるでしょう!」
人魚の長「しかしあなたが掟を破って
人間を生還させたのは事実です」
人魚の長「……その……デカプリン?
あなたは恋をしたのではありますまいね」
人魚の長「私も恋はしました。松方ひできという男です。しかしその男は
中年を過ぎて何かちがうふうになってしまいました
私たちと人間との恋は実らないのです」
人魚の長「お前にもちょうどよい相手がきっといますよ
あの男なんてどうです」
人魚の長「とにかく以後くれぐれも気をつけること
お前の一生が水の泡にならないために言うのです
わかりましたか?」
人魚の長「……よろしい帰りなさい」
…何よマナティのくせに!
人魚じゃないじゃない