ミルキーウェイ

copyright by wakisaka fumihiko




私の心は思考の森をさまよい
視界は”針の穴から見る宇宙”だった


向かって左側の木々は、



と勧め、


そうかと思うと右側の木々は



と咎める

私はどちらにも近寄らず星の光を頼りに真中を歩いていった




すると、牛の影






牛:困っている人よ、私の乳を飲みなさい






私:いえ、私は…






牛:困っている人よ、私の乳を飲みなさい






私:だから…その…






牛:飲みなさい






私:う…






私:んっ…んっ…んっ…






私:んっ…んっ…んっ…






私:んっ…んっ…んっ…






私:ぷは〜〜〜〜〜






私:…見える!見えるぞ…!
あなたはなんて美しいんだ!!






牛:私ではなく上を見てみなさい






私:わあ………………!!






私は星空を見上げながら
”おお、おお、”と泣いていました



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