イラスト『涙のキャンディーはどんな味?』

『涙のキャンディーはどんな味?』
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涙のキャンディーはどんな味?

『涙のキャンディーはどんな味?』(なみだのきゃんでぃーはどんなあじ?)は山桜優希による全一巻の長編小説。2010年にWish Flowerより発行された。

概要・あらすじ

主人公の特にこれといった特技は何もないようにみえる「美貴谷 圭」とプラスコムの人事の「藤崎真吾」をもとに始まる。その後に起きるある事件を機に、会社の中心に巻き込まれていく。そこに上司の「朝倉香桜里」の存在が「美貴谷 圭」にとって、大きくなってくる成長物語。そんな、会社を舞台にした社会派ストーリー。

舞台

株式会社プラスコム
総合事務用品販売業。なかなか黒字体質になれない会社。後に大変貌を遂げる。

登場キャラクター

主要キャラクター

美貴谷 圭
プラスコム入社時22歳
本作品の主人公。外見はごく普通の女性で、何に対しても几帳面で控えめな頑張り屋さん。けれど、ある秘密を持ちながら生活をしている。
イメージフラワー:金魚草・・・みんなに可愛がられる。
身長160cm 体重50kg
藤崎慎吾
プラスコム勤続4年の26歳
ひょんなことから圭と知り合い、会社に引き込んだ張本人。強い意志を持った人情家でもある。ある事件を境に会社を経営する側に就く。圭は妹的存在。
イメージフラワー:アルストロメリア…無から有を生む
身長180cm 体重73kg
長谷倉 京子
圭と初めて会った年齢26歳
大手メーカーの事務職勤務で勤続4年。藤崎真吾と年齢は同じで、同じ大学の食べ歩きサークルで知り合う。圭の事を知った時、初めは敵視していたが、後に強力な理解者であり助っ人となる。
イメージフラワー:ポピー…発想を柔らかくする
身長172cm 体重60kg
朝倉香桜里
プラスコム勤続8年の30歳
この年齢で営業課長というキャリアウーマン。その一方で、プライベートでは、穏やかな性格と切り替えがうまい人。圭に出会って、一人っ子のせいか、優しく受け止め可愛がる。
イメージフラワー:桜…タイミングを外さない
身長168cm 体重58kg
大野真里(姉) 大野絵里(妹)
圭と初めて会った年齢15歳
中学にしてギャルファッション当たり前の問題児。あか抜けないと思っていた圭の事をある時から尊敬し、圭の一言で人生を大きく変えていったふたり。圭の愛弟子でもあり、努力を惜しまない。圭を姉のように慕っている。
イメージフラワー:ミニバラ…前向きな機動力
身長165cm 体重53kg(姉妹とも)

その他

総務課長 角田
 
人事部長 新井
面接契約担当

補足

  • Wakipediaとは、山桜優希作品の世界観を表現する場として、イラストレーター・マンガ家の脇坂史彦の冗談により作られたものである。
  • この世界観は、2008年末のリーマンショック直後の時代背景をもとに作られた作品である。
  • 著者は、今まで学園を舞台にしたストーリーを基本にしていたため、書き上げてから校了までが異様に期間が空いているのは、著者が会社を舞台にした作品を初めて書いたため。これ以前に挫折した作品もある。
  • 経理のシーンで、かなり専門性の高い部分が出てくるのは、著者が携わった仕事を基にしているため。そのため、試読をしてもらった時の読後感は、リアルすぎるので難しいと言われた。著者としては、苦笑するしかなかった。
  • 「美貴谷 圭」のモデルは特に存在しない。あえて言うなら、著者の理想のモデル像。
  • 今回の作品は、あくまでフィクションの会社を舞台にした現代の問題を提起した作品である。
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