モットー:選定中 適職:飲食業のオーナー、人事系 ラッキー・アイテム:ハンカチ 攻略本:選定中 口癖:「すごくよくわかる」「何かあったの?」 見分け方:地味めの服装。複数より二人で飲むのを好む 芸能人・有名人にたとえると…:黒柳徹子 天敵とベスト・パートナー |
恋愛博愛主義者はいつも悲しい表情を浮かべています。というのも、いつも悲しい存在を探しているからです(悲しい表情は悲しい人をおびきよせる餌です)。悲しい相手を見つけると、その悲しみを骨の髄まで味わいます。自分が救うに足るだけのものであることに満足すると、恋に落ちます。 博愛主義者たちは他人の悩みの相談に乗るのがとびきり上手です。間違ってもお安い同情の言葉や表情を投げかけて相手を傷つけたりするようなヘマはしません。じっと耳をすませ、相手の顔を見て、どんな言葉も聞き逃しません。そして、相手を勇気づけるような悲しい物語を、自分でも一つや二つは用意しています。 博愛主義者たちの求める愛は厳しいでしょう。すべての救いを自分に求めるようでなくては、満足しないのです。相手が何かの拍子に幸せそうな表情を浮かべたりすると、必ずその理由を問い詰めます。浮気はおろか、自分と関係のない喜びや幸せにも嫉妬するのです。 博愛主義者たちは基本的に幸せというものを信じていません。悩みがない、などという人に出会うと理解できずに怪訝そうな顔をします。あるいは自分のような博愛主義者がもう相手にはいるのだと誤解するだけでしょう。 男の博愛主義者は独身を貫くのが基本です。救わなくてはならない女が山のようにいるからです。彼は女を救い、成長させたと感じるとまた次の女を探します。自分は女たちの踏み台であると信じているので、彼の悲しみの表情はさらに磨きがかかります。 女の博愛主義者はいつも最高の殉教相手を探しているので、そう簡単に恋に落ちることはありません。一度見つけた相手は生涯自分のものであると確信します。だから自分がいなくても相手が生きていけると知ったとき、彼女の傷はとても深いでしょう。 博愛主義者の弱点は恋の喜び、快楽そのものです。楽しいことを慎重に避けて物事を運ぼうとするため、なかなか積極的になれません。悲しみの暗がりから連れ出されたとき、どのように行動してよいのかを知らないのです。 |