上達は錯覚か

松本幸四郎主演のミュージカル「ラ・マンチャの男」が1200回だとかで、その舞台稽古のドキュメンタリーをTVやっていた。私にとってドン・キホーテは特別なヒーローなので、その描き方や解釈にはいろいろ不満はあるものの、松本幸四郎の役にかける情熱とともに、付け眉毛を動かす芸などに感心させられた。
とりわけ印象に残ったのは、中村歌右衛門に言われたという「だんだん上手くなっていると感じるのは錯覚。ずっとやり続けていると、ダメになっていく」という教え。

もちろん、稽古をして上達するということを否定するわけではない。松本幸四郎が練習を続けたであろうことはもちろん、私も他人の演奏などを見て、上達したなあ、よくなったなあなどと思うことがよくある。
でも、この言葉にはっとするということは、きっとそれが今の自分にとっての真実なのだろう。


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