Samba Da Minha Terra
Dorival Caymmi
わが故郷のサンバ

サンバがまだ始まらないのに
みんな早く踊りたくて
みんな早く歌いたくて

聴かないのサンバ? おかしな人
可愛そうなお人 どこか悪いの?
ふるさとのサンバ 育ての親
いつまででもサンバ 宝なのさ





Samba De Uma Nota So
(One Note Samba)

Antonio Carlos Jobim
ワン・ノート・サンバ

どうぞ聴いてください、このささやかな
たったひとつの音でできた歌
他の音もときどき入るけど
(他の音のことは気にしないで)
基本はひとつだけ、君だけさ

寄り道していろんな人と会ったけど、ダメなんだ
いろんな音楽も聴いたけど
ダメなんだ、合わないんだ

そして戻るのさ、大切なものに
たったひとつの音、君のところ
他のみんなは歌う レミファソラシド
でも僕のはひとつ、一人だけ



Samba De Aviao
Antonio Carlos Jobim
飛行機のサンバ

私のせた飛行機の窓に 懐かしい街並みが
見えてくるリオの街 どこまでも続く浜
両手広げキリストの像が迎える
はやる心は サンバのリズム
浜でみんなが おかえりなさいと踊る
私の心も躍る
翼広げ合図送る 君に

リオデジャネイロ リオデジャネイロ

みなさま間もなく 当機はガレオン空港へ
着陸態勢に 入ります 入ります
アテンション アテンション
両手広げキリストの像が迎える
はやる心は サンバのリズム
浜でみんなが おかえりなさいと踊る
私の心も躍る

空港めざし飛行機は降りてゆく
Sampa
Caetano Veloso
サンパ

何かが心のなかではじける
交差点の真ん中で立ち止まる
あの頃は途方に暮れていた
街角に響くコンクリートの現代詩
みすぼらしいあの女たちの装いにも
あの頃は知らなかったリタ・リー
この街の混沌そのもの
何かが心のなかではじける
大通りの真ん中で立ち止まる

この街と初めて向き合った頃
鏡の奥に見えた醜いもの
昔馴染みの顔は、そこにはなく
ナルキッソスは見知らぬものに恐れ抱き
心はその巨大なイメージの前で震えていた
都会に幸せな夢を見ていたのなら
それを現実と呼べていたかもしれない
だけど僕にはそれも出来ずに
鏡の奥の裏の裏へ

果てなく続く列 貧しき人
お金の力 壊された美しさ
星空とともに消えた 煙のなか
この広大な森からやがて現れるだろう
この街を称え雨を降らせてくれる神々が
このサンバが響くユートピアとしてのアフリカ
新しい国 キロンボ・ド・ズンビ
そんな可能性を思いながら
霧雨のなかで少し夢を見る


Sudade Fez um Samba
Carlos Lyra
サウダージがつくってくれたサンバ

別れたあなたを歌ってる
この美しいサンバは僕のものさ
痛みは感じる人のものなので
あなたの代わりにサウダージがつくった歌さ
(サウダージがつくってくれた)

あなたが去って歌は残る
この美しいサンバは僕のものさ
悲しみ感じる人が歌うのさ
喧嘩はやめよう
サウダージがつくったサンバ歌おう
Saudade Fez um samba em seu lugar


Sudade da Bahia
Dorival Caymmi
懐かしのバイーア

ああ、懐かしのふるさとバイーア
ああ、思い出すは母の言葉
「さあ、心の命ずるところへ
でもこの世はいつも幻
悲しみとともに私は残る」
ああ、あのときの母の言葉が
ああ、今サウダージとなり胸を打つ
そう、穴のあいた心はいつも
この思いを誰かに伝え
分かち合いたくなるのさ
私とともに、いてはくれないだろうか?
悲しみに暮れる哀れな心のそばに
お金でも買える幸せを求め続けていて
心までがいつか空っぽになってしまったか?



Sem Compromisso
Geraldo Pereira; Nelson Trigueiro
セン・コンプロミソ(一人できたの)

どうしてずっと あいつとばかり踊るの
君とここに来たのは 僕なのに
お調子者のきみはきっと言うよ あたしは
一人できたの 彼はいない

そしてサンバがなりやんだら
今度は僕が君を誘う
でも知らんぷりの君は
あいつと踊る次の曲をアンコール



So Danco Samba
Vinicius de Moraes - Antonio Carlos Jobim

ソ・ダンソ・サンバ

誰が何と言おうとサンバ Vai Vai Vai
俺はサンバ いつもサンバ Vai

昔はロックも聴いた ツイストにレゲエ
チャチャチャにタンゴ

誰が何と言おうとサンバ Vai Vai Vai
俺はサンバ 今はサンバ Vai

昔はロックで踊ったよ ツイストにレゲエ
ハウスにテクノ