O Barquinho
Roberto Menescal
小舟

夏の光のなか小舟がゆく 波をすべる
青い海 青い空のあいだ揺れる 僕の心
思わず口ずさむよ小舟の歌を
白い雲 白い砂

夏の光避け木陰に眠る 君を夢見る
平和な静かな海 小舟はゆく 波をすべる
南の島の午後はのんびり暮れゆく
昼下がり 舟はゆく
昼下がり 舟はゆく



Odara
Caetano Veloso
オダラ

踊れよ そのための体だ
今なら 輝くよすべてが
歌えよ そのための世界だ
喜び溢れたら
憧れ夢見たら
歌い踊れよ


O Leaozinho
Caetano Veloso
ライオンちゃん

大好きなのさ レオンジーニョ
ライオンの子ども
日だまり歩く レオンジーニョ
きみと会えたら レオンジーニョ
それで幸せさ
悲しい気持ちに さよなら

金色の毛皮 朝まだき
眩しいくらい 輝く

七色の太陽 わが心
君のたてがみ 照らすよ

きみが好きなのさ レオンジーニョ 太陽と海
たてがみ揺れて波打つ
日の当たる場所で レオンジーニョ
一緒に過ごそう
たてがみ濡らし 吠えよう



One Note Samba
(Samba De Uma Nota So)

Antonio Carlos Jobim
ワン・ノート・サンバ

どうぞ聴いてください、このささやかな
たったひとつの音でできた歌
他の音もときどき入るけど
(他の音のことは気にしないで)
基本はひとつだけ、君だけさ

寄り道していろんな人と会ったけど、ダメなんだ
いろんな音楽も聴いたけど
ダメなんだ、合わないんだ

そして戻るのさ、大切なものに
たったひとつの音、君のところ
他のみんなは歌う レミファソラシド
でも僕のはひとつ、一人だけ



O Pato
Jayme Silva - Neuza Texeira
アヒル

歌おう 来たよ愉快なアヒル くぁくぁ
笑うマガモに誘われ
さあ一緒に サンバ サンバ サンバ

踊ろう ガチョウもまけじハモる くぁくぁ
ハクチョウは流し目 「おいで」
ノリノリのカルテットさ 素敵 サイコー

湖の岸がぼくたちのステージさ
o tico tico no fuba
アヒルの声はがらがらさ
ガチョウの踊りはめちゃくちゃさ
最後は得意のダイブでキメる
歌いながら くぁくぁくぁくぁ


O Trem Azul
Lo Borges - Ronaldo Bastos
青い列車

出し忘れた手紙 言いそびれた言葉
そよ風が吹くと ときどき思い出す
やがていつの日か 風の歌に乗って
どこまでも遠くへ とばされてゆくのさ
青い列車で  君も行こう
太陽も走る  頭の上で
青い列車で
O Sapo (A Ra)
Joao Donato / Caetano Veloso
カエル

ひとりで歌うカエル ふたりで歌うカエル
みんなで歌うカエル 静まりかえるカエル

カエルの歌聞こえる カエルがキーを変える
アドリブ冴えるカエル 誰もがあきれかえる

カワズは何も言わず どこかへ帰るカエル
飛び込む音も消える 静けさ


Outra Vez
Antonio Carlos Jobim
またも

またも 一人 またも 愛なし
またも 悲しい涙 君を待つよ
またも 彷徨う この世 呪って
いつか君の面影忘れるまで

こんな気持ちみんなには
分からないだろうね
太陽はのぼるよ 雨も降るよ
何を見ても思いだす 君の面影
すべてが悲しみと サウダージ色に染まる

またも 一人 またも 愛なし
またも 悲しい涙 君を待つよ