Falsa Baiana
Geraldo Pereira
偽りのバイーア女

バイーアの女がサンバを聴けば
体も勝手にサンバのリズムとって
踊ってしまうはずなのさ
バイーア育ちの本当のサンバを見ていたら
君だってきっとあんな
女に騙されはしないだろうさ

だから、あれは偽物なんだ 偽りなんだ
偽りの女 偽りのサンバ 逃げたほうがいいんだ
気をつけろ Senhor
だけど本当のバイーア女はあんなもんじゃない
すごい踊りで君なんてイチコロさ



Farolito
Agustin Lara
小さなともしび

人気のない 夜の街を照らした
小さなともしびは 僕の友だち
心のかけら映し きらきら光る涙
甘くて苦い夜のワルツで君を呼ぶのさ

ラララララ……


Feitico da Vila
Noel Rosa
ヴィラのこだわり

私が生まれたこの町には響くよサンバ
誰もが踊るよ 月も待ち切れずのぼる
ヴィラ・イサベルで生まれたよ 美しいサンバ
サンパウロはカフェ ミナスはミルクさ
ここにはサンバ

お金や仕事がなくとも この町が好きなのさ
音楽の魔法かけるよ サンバのリズムに身を任せる
夜明けは悲しみ サンバの終わりを告げる
明日のことは忘れて今は ともに踊ろう



Foi A Noite
A.C. Jobim - Newton Mendonca
夜の海

深い夜の海 月に君を想う
君はたぶん今でも 忘れていないのかな
酒のせいだろうか 過ぎた恋なんて
ああ サウダージばかりがつのって
おかしな夢ばかりが
深い夜の海を満たす




Fotografia
A.C. Jobim
フォトグラフィア

君と僕 海辺には二人きり
夕焼け色に染まる 海と同じ君の目
別れの時は迫る またたく星の光
すべてを溶かす夜が訪れるよ

君と僕 海辺にふたつの影
三日月浮かぶ空の下で波は静かに
聞こえてくるあの歌
曇った言葉の響き
交わした最後のキス 思い出すよ