Eclipse
Ernesto Lecuona
月食

海を照らしていた まるいお月さま
名残惜しむように 少しずつ欠けていく
目にはいつのまにか 涙あふれて
何が君の愛を曇らせた?

僕を照らしてきた 君の姿なく
暗闇のなかを あてもなく歩いている
月食の夜には 君を思い出す
月よもう一度夢見せて



Ele e Carioca
Antonio Carlos Jobim - Vinicius de Moraes
彼女はカリオカ(あの娘なのか?)

あの世なのか この世なのか
わからないくらい きれいなあの娘の姿
瞳のなかに輝くは月のリオ
同じ街 空と海が見えるだろう

あの娘なのか? このぼくが
待ち続けていたのは?
きれいなあの娘は遠く
手をのばしても届かない 月のリオ
あの世なのか この世なのか

Ele e carioca



Estate
Bruno Brighetti
夏(エスターテ)

夏は あの日のキスのようにあつく
思い出ばかり ぐるぐると
回り続けてやまぬ

夏が あの日の夕焼けを照らし
二人を温めた夏が 今すべてを焼き尽くす

そして再び冬が訪れるだろう
すべてを隠す雪が 花びらのように落ちる



Este Seu Olhar
A.C. Jobim
君の目(まなざし)

君の目は 僕の目に
何を語りかけているのか
ああ、君も僕と同じ気持ちなら素敵なのに

幻は やがて消え
夢ばかり見ていたと気づく
ああ、もっと君の心を知りたい



Eu e a Brisa
Johnny Alf
そよ風と私

ああ、そよ風よ今はまだ
あの歌を聴かせておくれ
そばにいてくれたら
束の間 夢見るよ
風とともに誰かが来て
私と同じ夢を 幸せを歌うだろう

ああ、夕暮れは美しく
愛は避けがたきもの
夜明けの平和が訪れれば
今、そよ風の歌に今
耳をすませてるのさ
誰かを待つように
一人で 静かに 静かに



Eu Sei Que Vou Te Amar
A. C. Jobim - Vinicius de Moraes
よせばいいのに愛してしまう

よせばいいのに 君を愛してしまう
別れのたび 失うたびに よせばいいのに
生きてるかぎり 私の歌は
終わらない 君を愛する

よせばいいのに 私はまた泣く
君のいない 不在の時間を泣く
よせばいいのに 私は苦しむ
君とともに生きたい かなわぬ望みに



Eu Vim da Bahia
Gilberto Gil
俺のバイーア

海 海はバイーア
空 俺のバイーア 今 遠く離れていて
思い出す 懐かしい海と空と大地
ああバイーアの心を歌い続けるのさ
貧しくても人は生きるよ
祭りの日のバイーア 歌い踊るときがまたくるよ
だからバイーアには
愛が 歌が 海が 喜びあふれ
町中がもうサンバの渦 光の夜 海の歌
俺のバイーア 故郷よ 俺のバイーア
いつかは帰るところ
俺のバイーア 故郷よ 俺のバイーア
いつかは帰るところ



Eu Quero um Samba
Haroldo Barbosa / Janet de Almeida
ひきこもりのサンバ

夜はひとりの部屋で 歌う僕のサンバ
誰も聞いてないけど すばらしい 素敵な
すごい歌が 今生まれる
心空を舞うよ 朝が訪れるまで

ああ、サンバが終わると また悲しい
もう一度はじめから 歌い直すよ
ひきこもりの素敵なサンバだよ
心空を舞うよ

djeb djeb djeb djeb zu iu bi zan zan zan zan zan ian po poio ro ro ro zu iu