ブームは繰り返す

多くの人と同じように、私も数年前から韓流ブームのなかにいる。
ドラマを見て、音楽を聴いて、語学を勉強して、本を読んで、料理や酒も楽しむ……。そんな楽しいあれこれについては、まあ急がずにそのうち書こうと思う。
そしてついに先日、韓国旅行へ行くことになり、ひさびさに『地球の歩き方』なんぞ買って飛行機のチケットまで買ったのだが、事情によりそれは延期となった。
思い出してみると、韓国の『地球の歩き方』を買って結局行かないのは、これで2度目である。十数年前、私はまだ会社員だった。
そのときは、韓国の伝統芸能とか祭りみたいなものが面白いから、ぜひ旅行しなさいと勧められた。
すっかりその気になっていたのだが、いつのまにかマイブームは去っていった。今回は、以前とちがって韓国への興味を持続させる餌がひじょうに多いので、たぶんこのブームはもう少し長く続くと思う。そして、3度目の正直できっとかの地をきっと訪れることができるに違いない(そんなに大げさな話ではない)。

ところで当時心を惹かれたものとは一体何だったのか、いい加減なものでよく分からない。
たぶん、パンソリだったり、サムルノリだったり、あるいはクッと呼ばれる巫俗儀礼?のようなものだろうか。今、あらためてその辺のCDを聴いてみると確かに格好いいし面白いのだが、物足りない部分もある(こういうのは実際、その場にいるといないでは大違いだろうし)。
音楽でいえば、今のK-POPともちがう、たぶん両者のあいだにある広大な領域をもう少し知りたいと思っているところだ。


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