続・間違い電話


やや精神が健全でない感じのする今日この頃だ。ある人に言わせるとこれは「マリッジブルー」らしいし、別の人に言わせるとこれは軽い鬱だろうということ だ。どちらにしても同じことかもしれない。とりたてて不平はないが、とにかくやや不機嫌なのである。そんなとき、例の電話がかかってきた。前にこのコー ナーで紹介した「アオヤギさんですか?」の間違い電話で ある。その後もほぼ定期的にかかってくるこの電話に、このとき私はキレてしまった。私は「アオヤギさんですか?」という質問には答えず、「ご用件は何です か?」と切り返したのである。だが相手もさるもの、それを無視してまた言う。「アオヤギさんのお宅ではありませんか?」こうなると、もはや根競べである。 「アオヤギさんのお宅ですか?」「……だから、用事は何ですか?」「アオヤギさんではないのですか?」「ご用は何ですか!?」やがて、相手は疲れ果てて電 話を切った。私は根競べに勝ったのであろうか。例のブルー(もしくは鬱)はもっと悪くなった。(2005.4.27)


追記:写真は高尾山にて。


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