間違い電話


よく間違い電話がかかってくる。たぶん一週間に一度かそれ以上。「アオヤギさんでいらっしゃいますか?」というやつだ。電話番号を確認すると、間違っていない。こういうのは間違い電話とは言わないのかな?
もちろん僕も最初は、この番号を前に使っていた人がアオヤギさんで、アオヤギさんはきっと青柳さんだろうと思っていた。
でも「アオヤギさんでいらっしゃいますか?」に繰り返し「違います」と答えているうちに、なんだか自信がなくなってきてしまった。もしかしたら僕はアオヤ ギさんなのではないか? という訳である。いや、それはまあないにしても、アオヤギさんは本当に青柳さんなのか? もしかしたら青山羊さんではないのか?  だとすれば相手は「いえ、黒山羊です」とか「白山羊です」といった答えを期待しているのかもしれない。いつまでかたくなに「違います」と答え続けられる だろうか。(2002.12.6)

追記:写真は奥多摩の小学校に取材にいったときに撮ったもの。


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