歯医者


 歯医者に通っている。たぶん二十年ぶりくらいじゃないだろうか。麻酔をかけた口腔の感覚や歯を削る不快な音など、すっかり忘れかけていた感覚を思い出した。歯医者への道すがら、どうしても行くのが嫌で足が止まりそうになったこともあったっけ。
今だって歯医者へ行くのが嬉しいわけではないのだが、やめて遊びに行っちゃおうか、などと考えないところがやはり大人になったのだと思う。嫌だなと思いつつも足はすたすたと歯医者へ向かう。
途中、団地の屋上に時計塔があり、その向こうに月が見えたので写真を撮った。でも別に歯医者が嫌で時間稼ぎをしたわけではないのである。(2002.2.22)


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